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平和と暮らしを守る、そのために。


by tokutome_m
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「出水兵児修養掟」に学ぶ人として、政治家としての原点

 鹿児島県出水市。私の生まれ故郷は、毎年冬に1万羽の鶴が渡来してくる越冬地として、年一回冬の到来ととも、必ずニュースになるところです。 
 それが、いまやNHKの連続大河ドラマ「篤姫」で一躍脚光を集めています。出水には島津家代々の墓もあり、武家屋群が「篤姫」のロケで使われています。NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」でも2度にわたって紹介、私の実家の近くもテレビに登場しました。
 この出水の地に武士の時代から伝わる、青年への処世訓に「出水兵児修養掟(」いずみへこしゅうようおきて)というのがあります。
 私も子どもの頃から、先輩から伝え聞いてきました。
 この内容が、政治に携わるものとして、本当に今日的な意味をもっていると思って、私の座右の銘として、机の前に飾ってあります。
 
 「士(し)ハ節義(せつぎ)を嗜(たしな)み申すべく候(そうろう)。節義の嗜(たしな)みと申すものは口に偽(いつわ)りを言ハず身に私(わたくし)を構(かま)へず、心直(こころすなお)にして作法(さほう)乱れず、礼儀正しくして上(かみ)に諂(へつ)らハず下(しも)を侮(あな)どらず人の患難(かんなん)を見捨てず、己(おの)が約諾(やくだく)を違(たが)へず、甲斐(かい)かいしく頼母(たのも)しく、苟且(かりそめ)にも下様(しもざま)の賎(いや)しき物語り悪口など話の端(はし)にも出さず、以下略」

 この「修養掟」の意味は、
 「人は正しいことをしないといけない。
 正しいこととは、うそを言わないこと、自分よがりの考えをもたないこと、素直で礼儀正しく、目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと、
 困っている人は助け、約束は必ず守り、何事にも一生懸命にやること、人を困らせるような話や悪口などを言ってはいけないし、自分が悪ければ、首がはねられるようなことがあっても弁解したりおそれたりしてはいけない、
 そのような強い心を持つことと、小さなことでこせこせしない広い心で、相手の心の痛みが分かるやさしい心を持っているのが、立派な人と言える」
 というものです。 私も、こんな人間、政治家になりたいものです。現在の自民党などの政治家に聞かせたい内容です。
by tokutome_m | 2008-03-12 01:30