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平和と暮らしを守る、そのために。


by tokutome_m
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「農は国の本なり」を実感する、農業関係者と共同めざす訪問・懇談

「農は国の本なり」を実感する、農業関係者と共同めざす訪問・懇談_d0148013_11593992.jpg   昨年から、新年にかけて農業問題、食糧の安全問題をとりあげたマスメディアの報道、特集が増えています。「農業再生」を一致点にした協力・協同をめざす、この間の私の農業関係者への訪問・懇談に結びつくものであり、うれしいことだと思っています。
 ある新聞は、元旦から「農は国の本なり」という連載を掲載しました。これは、中国の7世紀唐時代の太宗が編さんした「帝範」にある「それ食は天たり、食はまつりごとのもとなり」から日本に伝えられたもの。食は人民生活ののよりどころであり、農業こそが国家運営の基盤と説いたものだそうです。

 農業と食料の問題に脚光を集まっていることには、人間が生きていく上で最も大事な土台をなす日本の食料自給率が40%にとどまり、不安が広がっていること、さらに食の安全をめぐっても、これを脅かす事件など、日本人の「胃袋」について不安を広げる問題が次々と起きていることなどが、背景にあると思われます。

 世界的な気候変動による食糧生産の安定性への不安、人口増による食糧不足と飢餓、地球温暖化を抑制する役割、日本の豊かな国土と緑の保全、農村地域の経済再生と活性化、雇用の確保など、農業のもつ多面的な機能、側面から、国民的な関心を高める要因ともなっています。党綱領で「国の産業政策の中で、農業を基幹的な生産部門に位置づける」と明確にしてきた共産党の「農業再生プラン」先駆性を痛感します。

 これまでの自民党政治が進めてきた農政が、「日本の農業は効率が悪い」と農業つぶしの政策をとり、「食料は工業製品の輸出でもうけて、お金で外国から輸入すればいい」という農産物の輸入自由化など、「農は国の本なり」どころか、「亡国の農政」だったことが農業関係者だけでなく、広範な国民の目にも自民党農政のゆきづまりがハッキリしてきたのではないでしょうか。  この延長線上で、「都市の農地は、早く宅地として吐き出せ」とばかりに高い固定資産税・相続税を押しつけていることなども、都市の農業を困難にしています。

 昨年の4月以来続けてきた都内各地の農業関係者の訪問は、すでに200軒をこえてきました。これを再開し、今年最初の農家訪問は星あつまろ衆院21区候補、村松みえこ都議会議員(日野市選出)とともに、多摩地域の日野市の農業委員、野菜栽培や酪農などの農家9軒を訪問し、共産党の「農業再生プラン」と都市農業政策を届け、説明して、「都市農業を、なんとか立て直したい」という共通の思いを交流しながら、率直な懇談をおこないました。

 
by tokutome_m | 2009-01-14 22:58